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母は塩分を、わたしはカタカナを気にしている

母が、減塩を意識するようになりました。

それ以来いろんな情報を仕入れては、試行錯誤の話をわたしにしてくれます。減塩の本を買って、載っている料理を作ってみたらどんな味だったかとか、塩の代わりに薬味を使って、味つけの工夫をしてるとか。

でも、ずっと頑張っているとやはり疲れてくるもので。たまには味の濃いインスタントラーメンも食べたいなあ、いやでも塩分が…と悩んでいたところ、ゆで汁を捨てたら塩分が抑えられるという情報を聞いて、やってみたそうです。

興味津々で食べてみたところ、味が無くて、ちーっともおいしくなかった、と。うっかり笑ってしまいましたが、涙ぐましい努力です。

そんな母が、「インスタントの減塩食品を買ってみたんだけど、美味しいからみこにもあげる」と、いくつか分けてくれました。

食べてみると、たしかに結構おいしいんです。塩分が少ないのにすごいなあ、どうなってるんだろうと、パッケージの裏を見てみました。

裏には「食塩相当量」という項目があって、塩分の量がひと目で分かるようになっています。減塩するには便利。

ですが——わたしはむしろ、その横に並んでいる原材料の方に目がいってしまいました。味気なさを補うためか、調味料やエキスがいろいろ入っていて、後ろの方にはカタカナの名前がずらーっと。塩分は減っているけど、代わりのものが増えちゃってないかい?よく分からない名前だけど、何が入っているんだろうか…。

母が減塩をがんばる横で、わたしはカタカナのナゾの名前の方に惹かれていくのでした。

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